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むし歯治療

歯科恐怖症の方でも
安心なむし歯治療の提供

歯を削る音に配慮した「5倍速コントラ」

通常のむし歯治療においては、歯を削るために高速回転するタービンと呼ばれる装置を使用します。タービンは効率的に歯を削ることができますが、高速回転によって発生する熱によって痛みを引き起こすことがあります。そこで当院は、5倍速コントラという歯科用器具を用いています。通常のタービンよりも回転数が低くても十分な力を発揮し、歯を効果的に削ることができます。そのため、治療中の痛みを最小限に抑え、より快適な治療を提供することが可能です。また、歯を削る音も聞こえませんので、ストレスが軽減されます。

※症状によっては使用しない場合もございます。

注射針がチクっとするのを緩和する「表面麻酔」

注射針がチクっとするのを緩和する「表面麻酔」麻酔を注射する前に皮膚表面に麻酔液を塗布することで、注射針が刺さる際の痛みを軽減します。

麻酔の痛みを軽減する「電動麻酔器」

麻酔の痛みを軽減する「電動麻酔器」電動麻酔器とは、麻酔液を一定の速度で注入するための機器です。通常、人間の手では一定の速度で麻酔液を注入することが難しい場合がありますが、この機器を用いることでデジタルで流入速度をコントロールできます。これにより、患者様が痛みを感じない速度で安定した注射を行うことができます。

MI治療
(なるべく削らない歯を残す治療)

MI治療(Minimal Interventionの略称)は、歯科治療において「最小限の侵襲」を目指す治療法です。この治療法では、できるだけ歯を削らずに天然歯を残すことを重視します。歯を最小限に削ることで、歯質の損失を最小限に抑え、歯にかかるダメージを最小化します。また、歯の神経をできるだけ保存するため、歯の寿命も延びる効果が期待できます。

MI治療の目的

1. 削る量を最小限に抑える

MI治療では、歯を削る量を最小限にとどめ、健康な部分をできるだけ残します。健康な歯をなるべく削らず、問題のある箇所のみを的確に削ります。

2. 神経を残す治療

神経を残した歯は、長期にわたって健康を維持できる傾向があります。神経を失わずに治療することで、歯の強度や感覚を保つことができます。

3. 歯を抜かない治療

歯を抜くことは、周囲の歯や顎のバランスに影響を与える可能性があるため、天然の歯をできる限り残すことを目指します。

歯を削る量を
最小限に抑える「マイクロスコープ」

当院では、歯をできるだけ削らず、抜かない治療を重視しています。従来の歯科治療では、むし歯が進行すると大きく削ったり、抜歯したりすることが一般的でした。むし歯の原因である細菌を除去するためには、徹底的に削り取る必要があり、再発を防ぐためには避けられない処置でした。しかし、歯を削れば削るほど、その寿命は縮まってしまいます。神経を抜いたり、歯を抜いたりすることは、将来の歯の健康に大きな影響を与える可能性があります。そのため、当院では歯を削る量を最小限に抑えるために、マイクロスコープを導入しています。これにより、肉眼では見えない微細な部分まで確認しながら、できるだけ歯を残す治療を行っています。

約6倍の視野拡大が可能な「拡大鏡」

当院では、裸眼と比較して視野を約6倍まで拡大出来る「拡大鏡」を使用して治療を行っております。マイクロスコープは症例によって使用する場合もあれば使用しない場合もありますが、「拡大鏡」は通常の治療でも常時使用しております。拡大鏡を常時使用することによって裸眼では発見できない小さな虫歯などを見つける事が可能ですので早期治療が可能です。また、歯を削る際にも患部がしっかりと見えるので削る必要のある箇所のみを極力削るように治療をおこなっております。

歯の神経を残す
「歯髄温存療法」(しずいおんぞんりょうほう)

当院では歯の神経をできるだけ残す「歯髄温存療法」(しずいおんぞんりょうほう)も行っています。歯髄(しずい)は神経と血管からなる組織であり、むし歯が進行すると感染が広がり、歯髄を除去する治療が必要になることがあります。しかし、血管まで除去された歯は栄養や酸素が不足し、黒く変色したり強度を失ったりするリスクがあります。当院では感染した部分だけを除去し、健康な歯髄をできるだけ残す治療を行うことで、歯の強度を保ち、再発を防ぎます。歯の神経が生きていればMTAセメントを使用することで神経を残す事が出来る可能性があるため、当院ではMTAセメントを使用した治療も行います。むし歯の進行が気になる方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

歯の神経を残すメリット

歯自体の機能を残す

歯髄は神経や血管を含む重要な組織です。歯のトラブルが生じると、痛みを通じて警告してくれます。また、血流が存在することで免疫機能が維持され、むし歯などの発症を防ぐ役割も果たします。

抜髄後の病気の発症を回避する

歯髄(しずい)を失った歯は、歯根破折や根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)根尖病巣(こんせんびょうそう)などのリスクが高まります。歯髄を保存することで、これらの歯に関連する疾患を回避し、歯を健康に保つことができます。

抜歯のリスクが低くなる

歯髄を失った歯は強度が低下し、さまざまな疾患のリスクが増加します。一方で、歯髄を保存することで、抜歯を回避し、歯を長く健康に保つことができます。

むし歯の進行と
治療方法

当院では、むし歯の進行状態に合った治療を行います。患者様の負担を最小限に抑えた治療を提供することを心がけています。。むし歯が進行しても「痛みの少ない治療」と「歯への負担の少ない治療」を心がけ、患者様の歯の健康を守ります。

CO:初期むし歯

CO初期むし歯歯の表面がわずかに溶けた状態であり、再石灰化を促すフッ素塗布や適切な歯磨きが重要です。治療としては、脱灰が始まった状態を経過観察し、丁寧なブラッシングとクリーニングを行います。

C1:エナメル質のむし歯

C1エナメル質のむし歯歯の表面の穴が少し開いています。感染した部分を削り取り、詰め物をして進行を防ぎます。

C2:象牙質のむし歯

C2象牙質のむし歯象牙質のむし歯もエナメル質のむし歯と同様の治療が行われます。この段階では甘いものや冷たいものが歯にしみる可能性があります。

C3:歯髄まで進行したむし歯

C3神経部のむし歯神経にまで感染が進んでいます。可能な限り、歯髄を残すことを心がけていますが、根管治療が必要な場合もあります。できる限り歯を削る範囲を抑え、歯の機能を回復させます。

C4:重度のむし歯

C4重度のむし歯ほとんどの場合、抜歯が必要となります。その後、部分入れ歯やブリッジ、インプラントなどの治療を提案します。抜歯にならないために、定期的に歯科医院へ来院して歯科医師の確認を受けることが重要です。そうすることで、歯の健康を守ることにつながります。

むし歯の早期発見・治療の
ために定期検診

歯科検診の重要性がますます認識される中、以前は痛みや不快感がない限り歯科医院を訪れることは稀でした。歯科治療は、主訴に対処することが主だったため、定期的なメインテナンスはほとんど行われませんでした。しかし、近年では予防治療の重要性が理解され、治療後の定期的なメインテナンスが注目されています。定期的な歯科検診により、むし歯などの初期段階の発見が可能となります。疾患が進行して痛みを伴うような状態になる前に、早期治療で問題を解決することができます。歯科検診は時間と費用の節約になるだけでなく、精神的な安定感ももたらします。