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予防歯科

エアフローによる
歯や歯茎を傷つけない
バイオフィルム除去

エアフロ―による歯や歯茎を傷つけないバイオフィルム除去当院では、エアフローと呼ばれる歯面清掃機器を導入しています。エアフローは、細かなパウダー粒子を高速で歯に噴射することで、歯に付着した汚れを効果的に取り除く装置です。少量のパウダーを使用するだけで効率的に歯の汚れを落とすことができ、歯の着色やヤニ除去に使用されています。当院では歯周ポケット内の歯周病の細菌を除去するためにも積極的に活用しています。エアフローの特長は、パウダー粒子の直径がわずか14μmであることです。この微細な粒子は、歯面を傷つけることなくバイオフィルムを効率的に除去することができます。したがって、歯茎や歯質にダメージを与える心配なく、やさしく清掃が行えます。患者様の歯と歯茎の健康を守るために、エアフローによるクリーニングをおすすめしています。より精度の高いメインテナンスを受けたい方は、お気軽にご相談ください。矯正治療中の方、インプラント治療、詰め物・被せ物治療をしている方でも質の高い予防を行えます。

歯周組織にやさしい「GBT」とは

GBT(Guided Biofilm Therapy)は、口腔内の細菌が形成するバイオフィルムに焦点を当てた、歯周組織に優しいメインテナンス法です。この治療法は、バイオフィルムの染出しを通じて施術を進めるため、「誘導的」と名付けられました。従来の歯石取りとは異なり、バイオフィルムが可視化されることで、器具が歯面に触れる回数を減らすことができます。その結果、歯のエナメル質や象牙質、歯茎などの歯周組織に対して優しく、かつ傷つけることなく、汚れを除去することが可能です。
GBTは効率的でありながら、細かい部分まで清掃できるため、治療に要する時間が短縮されます。これにより、患者様の負担を大幅に軽減することができます。

GBTの目的

健康な歯の維持

GBTは、エアフローを使用して歯科組織に対する侵襲性を最小限に抑えます。これにより、患者様の快適性が向上し、天然歯やインプラントの長期的な維持が促進されます。

矯正装置の維持

矯正装置は歯磨きが難しい部位があり、バイオフィルムの増殖を招きやすいです。GBTを用いることで、矯正装置に清掃が行き届き、むし歯や歯周病の予防が可能になります。

むし歯・歯周病の予防

GBTによってバイオフィルムが除去されることで、むし歯や歯周病の予防が容易になります。

審美修復物の保全

GBTは、審美修復物の辺縁からバイオフィルムを効果的に除去し、セラミックなどの審美修復物の保全をサポートします。

インプラントの維持

GBTは、インプラントの表面にやさしくクリーニングを行い、インプラントの維持に役立ちます。一般的な金属製の器具を使用する方法よりも侵襲性が低いため、インプラントや歯周組織を傷つけるリスクが軽減されます。

歯周病の治療

GBTは歯周メインテナンスにおいて、歯のセメント質を保全しつつ、歯周ポケット内の歯肉縁下のバイオフィルムを除去することができます。

GBTのメリット

歯や歯周組織にやさしく、痛みを感じにくい施術

GBTは、歯の表面や補綴物を傷つけるリスクが軽減されます。エナメル質や象牙質、人工物である被せ物やインプラントへのダメージを最小限に抑えながら、効果的にバイオフィルムを除去することが可能です。このため、天然の歯や補綴物を長期間安心して使用することができます。

バイオフィルムの可視化により、的確な処置が可能

GBTによってバイオフィルムが染め出されることで、歯や歯周組織の疾患だけでなく、全身の健康にも関わる様々なリスクが可視化されます。この情報をもとに、細部まで見落とすことなく徹底的なバイオフィルムの除去が可能となります。除去後は歯石の付着も少なくなり、お口の清潔を維持しやすくなります。毎日のセルフケアに加えて定期的なGBTで、バイオフィルムを優しく除去することが、お口と全身の健康を守る重要な一環となります。

歯周ポケット内の細菌数を減少させる効果が高い

GBTのエアフローを使用したクリーニングは、従来の超音波スケーラーに比べて歯周ポケット内の細菌数を効果的に減少させることができます。通常の超音波スケーラーでは、歯周ポケットの奥深くに残った細菌が多く見られましたが、GBTのエアフローを使用することで、歯周ポケット内の細菌数を大幅に削減できます。
ただし、クリーニング後は時間が経つにつれて細菌の数が再び増加します。3ヶ月後には、クリーニング前と同じくらいの数の細菌が再び歯周ポケット内に繁殖することがあります。そのため、定期的にエアフローによるクリーニングを受けて、歯周ポケット内の細菌数を増やさないようにすることが重要です。

予防歯科メニュー

歯磨き指導

歯磨き指導患者様が日々のセルフケアで健康な歯と歯茎を保つために必要な歯磨き方法を歯科衛生士が、丁寧にお伝えします。歯ブラシの持ち方や動かし方を改善することで、磨き残しを減らし、効果的な歯磨きを実践できるようにサポートします。

フッ素塗布

フッ素塗布定期的なフッ素塗布も重要です。フッ素は歯質を強化し、むし歯の発生を抑制する効果があります。定期的なフッ素塗布によって、初期のむし歯を予防し、歯の健康を保つことができます。

PMTC

PMTC歯科衛生士が専用の器具を使って歯と歯の間や歯ぐきの隅々までプラークや歯石を徹底的に除去し、歯面をツルツルに磨き上げます。これにより、汚れの再付着を防ぎ、口腔内の清潔を保ちます。

かみ合わせの確認

かみ合わせの確認かみ合わせの確認や生活習慣の指導も行います。かみ合わせが悪いと、歯や歯ぐきの問題を引き起こす可能性が高いため、必要に応じて矯正治療や詰め物・被せ物治療をご提案します。患者様のかみ合わせが悪くなっている原因に合った治療をご提案いたしますのでご安心ください。

生活習慣の指導

生活習慣の指導食事やブラッシングのタイミング、間食の頻度、喫煙習慣などの生活習慣もむし歯や歯周病のリスクに影響を与えるため、適切な指導を行います。これらの取り組みによって、患者様の口腔内と全身の健康を総合的にサポートします。

むし歯・歯周病予防の
ための定期検診

むし歯や歯周病は、定期的に歯科医院を受診し、メインテナンスを継続することで予防できます。早期発見・早期治療が可能になれば、痛みや負担を最小限に抑えることが可能です。しかし、多くの患者様は、歯の痛みや不快感が現れてから歯科医院を訪れることが多いです。歯を健康に保ち、できるだけ長く使い続けるためには、早期の発見と予防が不可欠です。当院では、定期的な歯科検診を通じて、健康で快適な口内環境を維持することをお勧めしています。問題が発生する前に定期的に検査を受けることで、歯の寿命を延ばし、より健康的な生活を送ることができます。むし歯や歯周病の予防には、プラーク(歯垢)のコントロールが非常に重要です。歯磨きやプロのクリーニング(歯石除去やPMTC)など、セルフケアと専門家によるケアを組み合わせることで、大切な歯を守ることができます。
歯を失う最も一般的な原因は、歯周病とむし歯です。これらのリスクを理解し、予防することで、歯を失う可能性を低く抑えることができます。当院では、患者様の状況やニーズに合わせたアドバイスを提供し、歯の健康をサポートしています。歯ブラシの選び方や使い方など、細かい点についてもお気軽にご相談ください。